2020.2.10.放送の月曜から夜更かしで、アロエ増殖問題が取り上げられ、その解決方法の1つとしてアロエレシピが紹介されました。
番組内では、「台所を使わせてもらいレシピを紹介させて欲しい」とのお願いに、最初のおかあさんは即答で「ダメ!」でしたが、次に出てきたおかあさんは即答で「OK」でしたね。
さて、番組で取り上げられたアロエレシピである、きんぴらと酢の物について解説します。
まずアロエの葉を丸ごと使う「きんぴら」は下ごしらえ(アク抜き)が必要です。
やり方は簡単で、アロエを1時間ほど水で煮ます。
あとは、アロエを適当な大きさに切って、きんぴらごぼうを作る要領で作れば完成です。
一方、アロエの酢の物はアロエの葉の中にある透明のゼリー状の部分(葉肉)を使用します。この場合アク抜きは不要です。
わかめやカニカマ、きゅうりなどと一緒に、ポン酢と砂糖を合わせて作った甘酢で和えれば完成です。簡単ですね。
アロエの栄養素の多くは緑色の部分にありますので、普段ヨーグルトで食べ慣れている透明な葉肉は、食物繊維がメインです。葉肉はカロリーが低いので、ダイエットの時には良いですね。食物繊維が便秘解消にも役立ちます。
庭やベランダに、ジャングル状態になったアロエがある方は是非お試しください!
では、きんぴらと酢の物の詳しいレシピやその他のレシピとともにアロエの効能についても紹介していきます。
Contents
アロエを丸ごと使ったレシピ
普通見るアロエ料理は、アロエの葉の中の透明なゼリー状の部分である葉肉を使ったものがほとんどですが、その前にアロエの葉をそのまま使ったレシピを紹介します。
アロエの栄養は葉っぱの緑の部分に含まれているので、アロエの効能を余すことなく得るためには、こちらのレシピがおすすめです。
そして、アロエを丸ごと使う時にはアク抜きをしてください。かなりの苦味があります。
方法は簡単で、アロエを1時間ほど煮るということ。
簡単ですけど手間がかかりますね。煮汁が減ってきたら水を足せばOKです。
この煮汁にも栄養がたくさん含まれるので、漢方薬みたいな感じでこの煮汁を飲むのも健康にいいと言われています。
しかし、苦い煮汁ですからそのまま飲むのは・・・と思いますよね。
でも、この煮汁はコーヒーと合わせることで苦味がマスクされ、栄養も摂れるようになります。多少の青臭さは残りますが、アロエの栄養を余すことなく取り入れられます。
続いて、メインの葉の部分はきんぴらが紹介されました。
きんぴらの作り方はゴボウの代わりにアロエを使うだけです。レシピは各ご家庭のやり方があると思いますので、詳細は割愛しますが、参考までにきんぴらごぼうのレシピをリンクしておきますので、ゴボウをアロエに変えて挑戦してくださいね。
同じような苦味のある食材としてゴーヤがありますので、チャンプルーなんかにしてもいいかもしれません。また、アロエを入れたかき揚げも適度な苦味が食欲を増します。
アク抜きしたアロエで作ってみてください!
ちなみに、この緑の葉はグリーンスムージーとして飲むのもおすすめです。こちらだとアク抜きせずに、栄養を余すことなく取り入れられます。しかも簡単。
キウイやバナナなどとアロエを合わせて、冷水や牛乳と一緒にミキサーにかけるだけという手軽さです。(例えばクックパッドのレシピは→キウイ、バナナ)
蜂蜜などで甘みを加えると飲みやすくなります。
では、普段目にする透明なアロエのレシピについても触れていきます。
アロエの葉肉を使ったレシピ
アロエの分厚い葉の中には透明なゼリー状の食材(葉肉)が隠れています。私たちが普段馴染みのあるアロエですね。
独特の爽やかな風味と食感で、ヨーグルトは定番ですね。
この中身を取り出す方法ですが、簡単に言えば「周りの緑の皮を綺麗に取り除けばいい」ということになります。しかし、言うは易しというやつで、アロエはヌルヌルしているので結構やりにくいです。
そこでおすすめなのは、アロエを開いてスプーンでこそぎ取る方法です(こちら)。
細めのアロエだとこの方法が便利です。
では、本題のレシピです。
まずは、月曜から夜更かしで紹介された酢の物です。
透明なアロエの葉の中の部分を適当な大きさに切り、わかめやきゅうり、カニカマやハムなどと甘酢で和えます。甘酢は、ポン酢と砂糖を混ぜ、ごま油を少々入れるとおいしいです。(レシピはこちら)
普通の酢の物の作り方で、アロエを入れてる感じです。
また、デザート(ヨーグルトやゼリー)などにするのは鉄板で、間違いない美味しさですね。食物繊維を手軽に摂れるので、便秘にもよいです!
あと、太い葉がある場合には、アロエの刺身もおすすめです。
こそげとる方法だと大きさが微妙になってしまいますが、アロエ独自の食感が楽しいレシピです。太いアロエの葉であれば、しっかりした刺身ができます。
では、医者いらずとしても有名なアロエの効果について紹介します。
長寿の源!アロエの効果は?
私の実家にもアロエがあって、火傷や虫刺されの時にばあちゃんがアロエを切ってその汁を患部につけてくれました。
このように、1つ目は皮膚に対する効果です。
アロエには、鎮痛作用(痛みを和らげる)や殺菌・抗菌作用がある成分(アロエエモジンやアロエチンなど)が含まれています。
市販されている皮膚のお薬は、殺菌作用を狙ったものが多くあるため、アロエも同様に殺菌作用から皮膚の諸症状に使われます。
肌にもいいので、美容クリームなどにもアロエ配合のものが多いですよね。肌がツルツルになります!
また、アロエの特徴はその苦味と豊富な食物繊維からくる整腸作用などの、胃腸に対する作用です。
アロエは、アク抜きが必要なほど苦味の強い植物です。この苦味の成分はアロインという成分で、緑色の皮のところにたくさん含まれています。
アロインは、胃腸の働きを活発にする効果があると言われていて、胃もたれなどの予防にも効果的です。また、アロエの透明な部分には食物繊維が豊富に含まれるので、便秘の解消にもよいです。
アロエの有効成分は主に緑の外皮に含まれています。透明な葉肉には食物繊維が豊富なので整腸作用が期待できますが、より効果的なのはグリーンスムージーとして、果物と一緒にジュースで飲むことです。
そうすれば、外皮に含まれるアロインなどの苦味成分と葉肉の食物繊維を全て取り込めます。アク抜きのために煮ると、外皮の成分が流出してしまうので、そのままミキサーがよりよいです。
まさに「医者いらず」なアロエです。
まとめ
今回は月曜から夜更かしで紹介されたアロエについて紹介しました。
アロエは、外皮(緑の部分)に栄養が豊富だけど、苦いのでアク抜き(水で1時間ほど煮る)が必要です。なお、アロエの煮汁でうがいをすると、歯周病予防が期待できます。
アロエの葉肉(透明な部分)は、食物繊維が豊富で爽やかな味であり、デザートとして非常に食べやすいです。馴染みのあるアロエの食べ方ですね。
これからアロエを育てようという方には、アロエベラをおすすめします。
日本で主に育てられているアロエは2種類あって、アロエベラとキダチアロエです。アロエベラは葉っぱが大きく、料理にするには非常に使いやすいです。ちなみに、アロエヨーグルトに入っているのは、アロエベラの葉肉です。
キダチアロエは、葉が小さめで薬用に用いるもので、食用にはあまり向いていません。
観葉植物としても人気があり、水やりもあまり必要がなく育てやすいので、健康と癒しのためにアロエを育ててみてはいかがでしょうか?
最後までご覧いただきありがとうございました!
2020-02-11