備中国総社宮は岡山県総社市にあります。
その創建は不明ですが、平安時代の末期には創建されていたと言われてます。
備中国総社宮の特徴は、備中国に存在する324社のご祭神を祀っているため、こちらに参拝すれば324社にお参りしたのと同じご利益を授かることができるところです。
備中国総社宮は国道180号線沿いにあります。国道180号線沿いには最上稲荷や吉備津神社など有名な寺社仏閣があるため、三が日は渋滞になる可能性があります。
特に渋滞が予想されるのは大晦日〜元旦にかけての深夜です。
もし渋滞のイライラを避けるのであれば電車(桃太郎線)で行くのも一案です。備中国総社宮の最寄り駅は東総社駅で、徒歩5分程度と非常に近いです.
そして備中国総社宮は、備中国の324社の神様が全て祀られていることから、様々な願いを叶えてくれるオールマイティな神社と言えます。家内安全、商売繁盛、学業成就、当病平穏、安産など、様々なご利益を授かることができます。
では、詳しく見ていきましょう。
Contents
備中国総社宮の渋滞・混雑予想
備中国総社宮は,岡山県総社市にあります。国道180号線沿いにあるため、吉備津神社や最上稲荷の影響と道幅の狭さなどから三が日に渋滞することはありますが、これらの有名寺社・仏閣と比較すると混雑は緩やかでしょう。
主要なアクセス経路(クルマ)は国道180号線です。メインの駐車場は180号線から直接入ることができます。なお、岡山方面に向かう場合は右折入庫になります。
前述の通り、国道180号線は周辺にある吉備津神社や最上稲荷へ向かう経路でもあるため、元旦や三が日は渋滞になる可能性が高いです。しかし、総社はこれらの初詣でスポットとは結構離れていますし、総社から岡山に向かう180号線は一部拡張しているので、混雑はするものの、全く動かないということにはならないと予想できます。
ただし、備中国総社宮の駐車場はそんなに広いわけではなく、国道180号線沿いの駐車場が約20台、南側の駐車場(7:00〜16:00)が約15台です。
近隣のめぼしい駐車場といえば、ザグザグ総社店かリブ21の駐車場です。田舎なので店舗の駐車場は広いですが、駐車する場合はお店で何か買い物するなどのこころ配りを考慮ください。
渋滞がしんどいという場合には、JR桃太郎線やJR伯備線を利用して参拝することもできます。最寄り駅は、JR桃太郎線の東総社駅で徒歩5分程度です。
JR伯備線の総社駅からは、徒歩21分と結構遠いですが、ちょっとした運動になります。
両路線とも1時間に2本ほどのペースで運行されており、列車の本数はそんなに多くありません。電車で行く場合には時刻表・乗り換え案内をご確認ください(総社駅の時刻表)
では、備中国総社宮の由来と御利益について見ていきます。
備中国総社宮の歴史は?
備中国総社宮は、備中国の324社のご祭神に集まっていただいてできています。創建などの詳細はわかりませんが、平安時代ごろではないかと言われています。
名前が総社宮で所在地が総社なので、地名を由来として総社宮という名前なのかなと思っていましたが、全国にはご祭神を集めた総社がいくつかあります。
なので、私が考えていたのとは逆で、この「備中国総社宮」がある地域ということで「総社」という地名がつけられています。
https://twitter.com/shallow1240/status/658867653444898816
全国に総社宮がありますが、現存するものはそんなに多くありません。
様々なご祭神のご利益を1箇所で授かることができるとは、なんともおトクな感じがしますね。創建された理由は負担軽減です(今風にいうと働き方改革??)。
平安時代に国司(朝廷から赴任した地方官:今の知事みたいなもの)が赴任した時には、地域の寺社を巡拝していました。備中国には324社が存在し、その巡拝の負担はかなりのものでした。そこで、寺社のご祭神を集め、国司の負担を軽減することを目的に創建されました。
次に、備中国総社宮のご利益について見ていきます。
備中国総社宮の御利益は?
備中国総社宮には、その由来の通り、備中国各地に点在する神社のご祭神が集まっています。
したがって、備中国総社宮に参拝することで、324社の神々にお参りしたのと同じという考えです。
備中国総社宮。
総社宮とは、平安期、国司の赴任時、国内の全社を巡る手間を省く為、一カ所に勧請された特別な神社。参拝すると備中国324社に参拝したことになる。
主祭神は大名持命(大国主命)、妃の須世理姫命。ここで、大物主神(大国主命の別の姿)に初めて関わりした。2枚目は本殿と大神神社。 pic.twitter.com/lfMomsoYGt
— 橋本陽子 (@yoko_spmsg) September 2, 2019
集まっている神様は以下の通りです。
大名持命(おおなむちのみこと:大国主命の別名)
須世理姫命(すせりひめのみこと:大名持命の奥様)
神祇官斎祠御霊鎮八神
・高御産霊神(たかみむすびのかみ)
・神産霊神(かみむすびのかみ)
・魂留産霊神(たまとめむすびのかみ)
・生産霊神(いくむすびのかみ)
・足産霊神(たるむすびのかみ)
・大宮売神(おおみやのめのかみ)
・事代主神(ことしろぬしのかみ)
・御膳神(みけつかみ) など
300以上の神々が、それぞれの祈願を聴いてくださるため、オールマイティな初詣でスポットです。
例えば、家内安全、商売繁盛、学業成就、当病平穏、安産など、様々なご利益を授かることができます。
特定の願いがある場合よりも、多くの神様に自分を見守っていてほしいという場合に、参拝するとご利益を感じられるような気がしますね。
まとめ
備中国の324社のご祭神が一堂に会している、備中国総社宮についてご紹介しました。
備中国総社宮は、岡山県下の有名初詣でスポットである吉備津神社や最上稲荷が沿道にある国道180号線に面しているため、三が日(特に元旦)は渋滞している可能性があります。
しかし、両寺社からの距離は結構遠いため、四六時中の渋滞ということにはならないでしょう。渋滞は大晦日〜元旦の深夜について注意が必要という程度になると予想しています。
電車でのアクセスは、JR桃太郎線東総社駅から5分程度とアクセスが良好です。電車は多くはありませんので、注意が必要であるものの、ゆったりと穏やかに初詣を楽しめる神社です。
新年における決意を多くの神様に知っていただくことのできる神社ですので、自分の決意も確固たるものになることでしょう!
最後までご覧いただきありがとうございました!
2019-12-23
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