無印良品から、コオロギせんべいが発売されるとのニュースが流れましたね。
なんでコオロギを??気持ち悪いからやめてくれ!などのコメントが示すとおり、かなりインパクトのあるニュースですね。
購入ページへのリンクも掲載しています!
そこで今回は、コオロギせんべいの気になる味や栄養について調査するとともに、共同開発に携わった徳島大学の研究室・先生についても調べました。
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コオロギせんべいの味や栄養は?
昆虫食文化があるとはいえ、なかなか進んで食べるきにはなれないコオロギせんべいですが、話題性やインパクトから気になりますよね。
【昆虫食】無印良品の「コオロギせんべい」、20日からネットストアで先行販売https://t.co/GSpmI9cc1E
世界の食糧危機への対策として注目されている昆虫食。同商品は、徳島大学と連携して開発されたという。 pic.twitter.com/MbdtdzMbCf
— ライブドアニュース (@livedoornews) May 13, 2020
味はどんな感じでしょうか?
無印良品のHPには、「エビに似た香ばしい風味をお楽しみください」とありますので、海老煎餅のような味ということでしょう。
一般に、昆虫を食べると甲殻類に似た味がするというは、よくある話ですよね。
私自身、コオロギはありませんが、セミを食べたことがあって、その時は串焼きで見た目のインパクトこそかなりの破壊力でしたが、外側がパリパリしていて香ばしく味はエビみたいな味だったので、今回のコオロギも同じような感じなのだろうと想像しています。
昆虫食って、結局味よりも見た目によって敬遠することが多いと思うので、見た目が普通のせんべいであれば、全然食べられるんじゃないかなと思います。
ちなみに昆虫食は、栄養面でも優れています。
高タンパクで、今回のせんべいに使われているコオロギパウダーには、100gあたり60gのタンパク質が含まれています。なんと半分以上がタンパク質!
一般にタンパク源として重宝される肉類は、100gあたり20g強のタンパク質を含むので、効率よくタンパク質を摂ることができますね。
100gあたりのタンパク質量 | |
コオロギパウダー | 60.0 g |
鶏(ムネ肉) | 23.3 g |
豚(もも肉) | 22.1 g |
牛(もも肉) | 21.2 g |
プロテイン | 71.4 g |
プロテインパウダーよりも多いならかなりすごいなと思ったんですが、プロテインパウダーは意図的に作っているので流石に負けました(ザバスホエイプロテイン100ココア味のデータから算出)。
しかし、自然のものからできた粉でこれだけのタンパク量があるのはすごいですね。
コオロギはタンパク質の他にも、亜鉛、鉄分、カルシウム、マグネシウム、ビタミンなど、体に必要な栄養素がバランスよく含有されているスーパーフードです。
特に亜鉛は、体の中にある酵素の重要な成分のひとつであるにもかかわらず、体への吸収率があまり高くないので、不足しがちな栄養素です。亜鉛が不足すると味覚障害や免疫力低下を引き起こすと言われています。
なお、亜鉛を多く含む食材は「牡蠣」で可食部100gあたりに13mg含まれていますが、その他の食材(チーズや肉など)では牡蠣の半分以下です。
不足しがちな栄養素をせんべいで補給できるのであればかなりありがたいですね。
小さめのせんべいは手軽に食べられるので、コオロギパウダーのもつ栄養を気軽に摂れるのであれば、栄養の偏りが気になる時にサプリメント代わりに間食するという考え方もできますね。
アスリートのおやつとして人気が出たりして(笑)
2020年5月20日 10:30ごろ注文しましたが、お届けは6月4日予定とのこと。人気のようで、何度か注文がエラーになりましたが、粘ってたらいけました(3回目)。
なお、コオロギパウダーには甲殻類と同じような成分が含まれているようなので、エビやカニのアレルギーの方は注意が必要です。
共同開発に携わった徳島大学の先生は?
コオロギせんべいの開発に携わったのは、徳島大学大学院社会産業理工学研究部の三戸太郎准教授と渡邉崇人助教です。
三戸太郎先生はコオロギの機能性の研究、渡邉崇人先生はコオロギの大量生産などに関する研究がご専門です。
両先生は代表取締役社長兼COOの岡部慎司さんと株式会社グリラスという会社を設立しており、コオロギを粉状にした「グリラスパウダー」を食品応用されていて、そのひとつが今回のコオロギせんべいです。
良品計画のHPでは、徳島大学の渡邉崇人先生との協業と記載されています。
また、このコオロギパウダーを使ったパンが備蓄食として販売もされていました(過去Amazonで取り扱っていたようですが、今は取り扱いがありませんでした)。
チョコチップ味ということもありますが、味は通常のパンと変わらないとのレビューが書かれていました。
精力的に研究されているようです。
まとめ
今回は、無印良品から発売される「コオロギせんべい」について調べました。
HPには、素材(コオロギ)本来の味を生かしましたという記載がされていますが、おそらくほんのりエビ風味の味であると予想できます。
昆虫食は、タンパク源としても今後の食料難の懸念に対する対策としても注目されていますよね。
昆虫ということで敬遠してしまいますが、見た目が普通でエビ風味ということであれば食べやすいのではないでしょうか。しかも、コオロギの豊富な栄養をいただくことができます。
まずは挑戦ですね!
Webで先行販売(5月20日より)とのことなので、気になる方は購入してください。税込190円です。
最後までご覧いただきありがとうございました。
2020-05-13