人物の話

小山薫堂の愛車遍歴を調査!おくりびとの誕生にもクルマが絡んでた!

放送作家や脚本家、大学教授や社長など、本当にたくさんの肩書きをお持ちの小山薫堂さんは、クルマ好きとしても有名です。

これまで、たくさんのクルマを乗り継いでこられたようですので、そのクルマの遍歴を辿れば、その方の人間性や考え方がわかる!(かもしれない)。

 

そこで、小山薫堂さんの愛車遍歴について調べました!

 

なお、小山薫堂さんの経歴については、以下の記事を参照ください。

 

小山薫堂の経歴・年収・現在の肩書きは?京都料亭の社長就任の経緯も「小山薫堂(こやま くんどう)」さんをご存知でしょうか? 本業(?)は放送作家/脚本家で、テレビ番組のMC、ラジオパーソナリティー...

 

 

Contents

小山薫堂さんの愛車遍歴は?

小山薫堂さんは、大のクルマ好きとしても有名です。

 

小山薫堂さんの愛車遍歴をクルマの画像とともに紹介します。

 

1988年:シトロエンBX

Wikipediaより引用

大学時代はバブルで、皆がフェラーリとかに乗っていた時に、愛車は無印良品の自転車

その後初めて買ったクルマがこのシトロエンでした。最初から輸入車を選ぶあたりがクリエイターっぽいですね(笑)

当時の彼女さんとは、シトちゃんと呼んで可愛がっていたそう。購入の決め手は乗り心地がかなりよかったようで、「雲の上の絨毯」と表現されています。

 

1990年:アウディ80

wikipediaより引用

放送作家の兄弟子だった山田美代子さんが新車で購入したアウディ80(走行距離1,000km)を借りて、事故!

正面衝突によって山田美代子さんのアウディ80は廃車になってしまったそうですが、車内が安全だったことに感動して、アウディに惚れたそうです。

 

貸金業を営んでいるお父さんに、「クルマは買ったけど、まだ安全を手に入れていない。親なら子供の安全を確保することは責任なんじゃないか」と言って、お金を借りてこのクルマを購入したそうです。

さすが放送作家さん、理由づけもうまいですね!

 

1992年:ポルシェ911カレラ2

Goo netより引用

速いクルマで移動しないといけないくらい忙しいと言ってまたお父さんに借金を申し出たら「お前はフセインよりも常識がない」という話をされて、拒否されました。

しかし、「自分の息子を信用しないでどうするのか?」というお父さんの親友の言葉を後押しに、借金して無事購入。当時の借金は800万円!

 

速いクルマは数多ある中でポルシェを選んだ理由は、やっぱりかっこいいということと、「世の中にこれだけポルシェが走っている中で、ポルシェを買わずに死んでいくの人生って寂しい」と思って、購入に踏み切ったとのこと。

 

いい意味でボディが薄く、外との隔たりが少ないからいい!ということで、「最良のポルシェ」と表されています。

そして、ポルシェの納車時に偶然ラジオでかかった「Honesty」でなんとも言えない幸福感を味わったことが忘れられず、新しく買ったクルマで「Honesty」をかけるのが儀式になっているそうです。


エピソードが尽きませんね!

 

1992年:ランドローバー・レンジローバー(初代)

wikipediaより引用

ここは、かなりエピソードが詰まっています。

ポルシェ911カレラ2に乗っている時に、雪道でのスリップを経験し、雪道を安心して走れるクルマが欲しいと思った小山薫堂さん。そして、仕事が忙しく家に篭り気味だったので、「アウトドアに最適なクルマを持てば、外にでていくはず」とレンジローバーを購入されました。

しかし、このクルマに変えてからスキーに出かけた時に、シトロエンBXに乗り始める前から付き合っていた彼女さんと喧嘩別れをしてしまったそうです。

 

喧嘩した時に行った旅行の写真(フィルム)は、仲直りした時に「一緒に現像に行こう」というためにとっておいたそうですが、結局破局に・・・。

そのフィルムは今でもとっているそうです(思い出として)。

 

実はこの経験をもとに書いたもの「フィルム」という小説で、「おくりびと」の原案にもなったそうです。

このレンジローバーとの出会い、彼女との別れがなければ、おくりびとは生まれていなかったかもしれないという、運命的なクルマです!

 

そして、まだ続きがあります。

30代前半でこのレンジローバーは売ってしまいましたが、「昔の恋人に会いたい」的な衝動で、このレンジローバーを買い戻すという企画をラジオで実行しました。その際に、小山薫堂さんの次のオーナーになった方から電話があり、レンジローバーの行方がわかることになります。

小山薫堂さんの次のオーナーさんは、このレンジローバーで事故があり、自走可能ではあったものの、既に18万kmも走っていたので、部品取りのためにヤフオクに出品し、連絡ができた1週間前に「部品取り車両」として売ってしまったとのこと。

 

そこで、部品取り用に購入した方と連絡を取り、小山薫堂さんが乗っていたレンジローバーを買い取りたいと申し出たところ、「いやです」との返事。

このオーナーさんも欲しいパーツがあったからこその購入ですから仕方ないですよね。

ですが、このオーナーさんが欲しいパーツを取ったら、残りは差し上げますという申し出に歓喜したのも束の間で、欲しいパーツが「助手席のシート」とのこと。

一難去ってまた一難。まさかの欲しいパーツがバッティング

 

当時の彼女との思い出が詰まったシートが小山薫堂さんの目的でもあったため、交渉は決裂・・・。

 

そこで、別のレンジローバーを購入し、オーナーさんにパーツを提供し、思い出のレンジローバーを入手することに成功したそうです。

この時レンジローバー購入代などは300万円!

 

せっかく入手したレンジローバーですが、車検を通すためには、修理などでさらに300万円必要と言われ、呆然・・・。

 

このエピソードをラジオで話し、どうすべきか意見を募ったら、いろんな意見が出てきたそうです。

  • 思い出はお金に変えられないから直すべき
  • 重荷になるのでやめるべき

そして、小山薫堂さんが出した結論は、思い出重視で修理をすること。

そして、この車両は2018年時点での情報では社長をつとめる下鴨茶寮で活躍しているとのことです。

 

クルマが人生に与える影響って、もちろん人によりますが、本当に大きいですね。

 

1993年:ポルシェ911スピードスター

画像を見つけることができませんでした。すみません・・・。

2台目のポルシェです。

追求していたのはスピードのためポルシェです。

 

1994年:ジャガーXJ ソフリン 4.0

wikipediaより引用

スピードを追求していた20代から、30代は品よくということで、ジャガーの高級サルーンに移行します。

落ち着いていく過程でしょうか?

1995年:ランドローバー・レンジローバー(2代目)

wikipediaより引用

遊び車としてということでしょう。レンジローバーは思い出のクルマでもあり、何台か乗り継いでいます。

1996年:ジャガー XK8 コンバーチブル

wikipediaより引用

高級車ですが、スポーティーなものからは離れられないということですね。

1999年:フェラーリ 456GT

goo-netより引用

そして、フェラーリ。

大学当時、バブル期で医学部のお友達がみなフェラーリに乗っていたということもあるでしょうし、やはりフェラーリに乗らない人生は寂しいというお決まり(?)の言い訳(考え)から、フェラーリへ。こだわりは4シータのフェラーリということで探したそうです。

2003年:ランドローバー・レンジローバー(3代目)

wikipediaより引用

2005年にも同様に購入されています。やっぱりこのクルマがお好きなんですね。

2004年:アストンマーチン DB9

mota自動車カタログより引用

現在も愛車として乗っているアストンマーチン。人生最後のスポーツカーということで、オプションで付けられる名前入りプレートも付けられています。

このクルマのこだわりは色!

クルマの写真をずっと撮られていて、クルマの形と色のバランスを知り尽くしている、写真家の小川義文さんに相談したそうです。

購入を前になんとDB9のが発表されるニューヨークモーターショーまで一緒に行って、どの色がいいかということを吟味したそうです。

その結果購入したのは、小川義文さんのお墨付き、DB9の造型に最もマッチするミッドナイトブルー

現在でも個人で移動する時には、このDB9を運転しているそうです。

 

2012年:メルセデス・ベンツ E63 AMG ステーションワゴン

goo-netより引用

ここからメルセデス・ベンツに乗り始めます。

もともと、クリエイターがベンツに乗ったら終わりというイメージから、ベンツは絶対買わない!と思っていたそうです。

しかし、自動車ライターの渡辺敏史さんの「F1ドライバーはみんなベンツのEクラスに乗っているよね」という話や、松任谷正隆さんの「ベンツは全てのクルマの完成型だよね」という話から、購入を決意。

でも、普通のベンツだと悔しいという話から、ステーションワゴンを選んだそうです。

2013年:メルセデス・ベンツ A180

goo-netより引用

そして、やっぱりベンツはよかったのでしょう。次のG63まで毎年ベンツを購入。

このことからも、かなり稼がれているということが分かりますねw

2014年:メルセデス・ベンツ G63 AMG 35th アニバーサリーエディション

goo-netより引用

ベンツの中でも、無骨でデザインが変わらないGクラス。

このクルマは、会社で運転手(新入りの方)に運転してもらい、移動に使っていたそうです。

初心者でも運転させるということで、なかなか贅沢だし、懐が深いですね。

2017年:シトロエン C4 カクタス

goo-netより引用

G63を移動用にしていた際に、新入りの女性(初心者)が運転されていたそうですが、もともと初心者でも慣れてきて、ガンガンいくようになって、「事故するのでは?」とちょっと怖くなったから、購入したという1台。

女性にも合うし、取り回し易いということから、この1台を選んだとのこと。

慣れた時が一番事故しやすいと言いますし、優しさの現れですね。

 

小山薫堂さんにとってクルマ・運転とは

小山薫堂さんにとってクルマは「人生のしおり」とおっしゃっています。

人生を振り返る際に、その時に乗っていたクルマを思い出すと、その時の記憶が鮮明に蘇ってくるということで「しおり」。

愛車の遍歴をみていると、毎年新しいクルマを買っていることになりますし、とても特徴がある欧州車を乗り継いでいらっしゃるので、余計ですね。

 

そして、クリエイターとして事務所に入った新人には、必ず運転手をさせるそうです。

そのこころは、運転とは、前方の予測、後方への配慮、横との駆け引きと、いろんな要素があり、その人の資質がわかるからとのこと。

もちろん、移動中に話をしたり、教えを授けたりといったこともありますが、クルマ好きならではの考えではないでしょうか。

 

そして、クリエイターとしてプロデュースしたいのは、プリウスジムニーとのこと。

プリウスは、もはやみない日はないほど日常に溶け込んでいるクルマだからこそ。

そして、ジムニーは完成度の高いクルマだからこそ、さらにこだわって、職人の技を惜しみなくいれることにより、高級ジムニーを仕立て上げたいという想いがあるそうです。

 

小川薫堂さんの発言なので、実現しそうですね!

 

まとめ

小川薫堂さんの愛車遍歴をまとめました。

乗り継いできたものは全て欧州車。日本車がないところが少し寂しいところでもありますが、クリエイターならではの選択ということでしょう。

 

特に思い出深いレンジローバーの話は、小説のような展開!しかもそこから小説や名作の「おくりびと」が出てきたというのは、本当に興味深い。

 

また「おくりびと」がみたくなってしまった。

 

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最後までお付き合いいただきありがとうございました。

2020-05-09