旅行の話

備中高梁松山踊りは歴史が深い!2019年開催概要と魅力を紹介

各地方には地元で踊り続けられる盆踊りがあります.私の地元である岡山県高梁市にも長い歴史を持つ盆踊り大会があります.

その名も「備中高梁松山踊り」

2018年には岡山県の重要無形文化財に指定された,県下最大の盆踊りです.

今回は,私の地元の宣伝を兼ねて,備中高梁松山踊りの開催概要や魅力をご紹介します.

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開催概要

備中高梁松山踊りは,毎年8月14日,15日,16日の3日間,岡山県高梁市の備中高梁駅前大通りで催されるお祭りです.

2019年(令和元年)も同様に,8月14日(水)〜16日(金)までの3日間です!

開催時間は19時から22時半までで,この時間を含め同日夕方から駅前大通りは歩行者天国となります.隣接する栄町商店街を含め屋台が並び,多くの地元民・観光客でにぎわう,高梁の夏の風物詩です.

この3日間は大きな櫓を中心に老若男女が踊りを楽しみ,高梁市が一年のうちで最もアツくなる3日間です.

なお,2018年は西日本豪雨を受けて「中止」の話もありましたが,伝統行事を続けたいという想いから規模を縮小した形で8月15日のみ開催されました.

歴史

備中高梁松山踊りは,1648年に備中松山藩主であった水野勝隆が,五穀豊穣・町家繁栄を祈って躍らせたのが始まりと言われています.360年以上の歴史がある,地元に根付いたお祭りです!

1653年以降町民の間で踊られていた「地踊り」が最も歴史が古く,1740年代に始まった武士の踊りである「仕組み踊り」と,昭和以降に新しく踊られるようになった「やとさ踊り」が加わり,現在の備中高梁松山踊りの形になりました.

櫓を中心に踊られるのは,「地踊り」と「やとさ踊り」です.この2つは小学生の時に運動会なんかで踊っていたので,高梁出身なら皆知っている踊りです.「仕組み踊り」は,歴史的な事象をもとにした演目であり,見て楽しむものになります.

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魅力

備中高梁松山踊りでは,地元の各団体による踊りコンテストが行われたり,「踊りフレンズ」という備中高梁松山踊りの普及団体による「魅せる踊り」がありますが,やっぱり櫓を中心とした大きな輪に入って踊ることこそ最大の魅力です.

振りはそんなに難しいものではないです.見よう見まねで適当に踊っていても咎める人は誰もいません!

だって,楽しむことが一番ですから.

特に,「やとさ踊り」は軽快なリズムから若者に人気で,やとさ踊りの時の方が踊りの輪が賑やかになります.

崩れていてもいい!大きな合いの手と踊りたいという気持ちがあれば,踊りの輪は受け入れてくれます!

以下は,「地踊り」から「やとさ踊り」へ切り替わるところです.踊っているのは踊りフレンズ.松山踊りを盛り上げるため,そしてその美しい(正しい)踊りを後世に残すために,練習に励んでいる有志団体です.揃いの浴衣と編み笠がとても良い感じ!

結構簡単そうでしょ!まずは雰囲気だけ覚えれば万事おっけー!多分実際の踊りの輪を見ていれば,結構くだけて踊っている人が多いので,気にせず楽しめます!

アクセス

岡山県高梁市は,岡山県の真ん中のやや西に位置していて,岡山からはJR伯備線に乗って50分くらいです.田舎のため電車はあまり多く走っていません(1時間に2本くらい).

クルマであれば,岡山道の「賀陽インターチェンジ」または「有漢インターチェンジ」が最寄りです.インターチェンジから備中高梁駅まで,30分程度で到着します.田舎なので,信号はあまりありません(笑)

備中高梁松山踊り期間中は,会場付近に駐車場が用意されます.

電車は,岡山行きの終電が22時ごろなので,最後までお祭りを楽しみたい場合には,クルマか宿泊です.ただ,高梁市はホテルが多くないので,泊まる場合はご注意ください.

個人的には,是非高梁に泊まってほしいですが,難しいようであれば倉敷に宿を構えると,宿泊先の選択肢が多く高梁にも近め(クルマでも電車でも40分くらい)です.

詳しくは,高梁市観光協会のHPに情報が掲載されています.

最後に

備中高梁松山踊りは,長い歴史がある一方で,堅苦しいものではなく,誰でも参加して楽しめる,アットホームなお祭りです.

岡山はもちろん,関西圏でも「踊りフレンズ」が備中高梁松山踊りのPRのために,各種イベントで踊っています.

イベントでのPR活動を含め,ご興味があれば是非一度「備中高梁松山踊り」にご参加ください!

2019-07-08