京都嵐山は,紅葉の時期(メイン3週間)だけでも100万人が訪れるという人気の紅葉スポットです.
京都嵐山には,豊かな自然と紅葉を満喫できる嵯峨野トロッコと,優雅な川下りを経験できる保津川下りがあります.
紅葉の時期は,両者とも混雑が激しいので,事前に予約をしておきたいところですよね.
そこで,嵯峨野トロッコと保津川下りの事前予約について,調べました.
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嵯峨野トロッコの事前予約は?
嵯峨野トロッコ列車(全席指定)の予約については,以下の通りです.
- インターネットでの事前予約は,乗車日の1ヶ月前から乗車日当日の30分前まで(予約サイト)
- JR西日本のJ-WESTネット会員登録(無料)が必要
- インターネットの予約では,席番の指定はできない(みどりの窓口なら可能)
- リッチ号(5号車)は事前の予約不可(当日にリッチ号への変更可能)
トロッコ列車は,トロッコ嵯峨駅発が9:02を始発として1時間に1本のペースで,16:02発の列車までが通常運転(毎時2分発).そして,17:10発が臨時列車として設定されます.
トロッコ亀岡駅発は9:30を始発として1時間に1本のペースで,16:30発の列車までが通常運転(毎時30分発).そして,17:40発が臨時列車として設定されます.
運賃は,運賃は大人630円,小人320円です.乗車区間に関わらず均一料金です.
12月1日
保津峡駅にて今年は結構温い日が続いたんでまだ紅葉がついてました。
嵯峨野トロッコ撮ったのは初めてなのでまぁいいんじゃないでしょうかね?笑 pic.twitter.com/DUDPAedXio— アゲタテノエビフライ (@xx_7635k) December 1, 2018
休日のトロッコ列車は人気が高く,紅葉の時期ともなればさらに競争が激しくなります.
乗車日1ヶ月前の10:00からの予約に挑戦することは必須です.紅葉時期ではありませんが,2019年10月14日時点で2019年11月10日(日)のトロッコの座席は満席でした.
ちなみに,リッチ号(5号車)とは,窓ガラスのないオープン車両のことで,風を感じながら木々の紅葉を楽しむことができます.紅葉のシーズンは肌寒いので防寒対策が必要ですが,風を感じ,紅葉した木々を本当に近くに感じられることから,人気が高いです.
今日は嵯峨野トロッコ乗ってます!
行きは前展望、帰りはリッチ車両!
やばい楽しい!!!!!#うなたび pic.twitter.com/mUDSpjV5PZ— うなふぃす (@unafis_one) May 26, 2018
なお,トロッコ嵯峨駅発の列車の方が人気ですので,トロッコ亀岡駅発の方が予約が取りやすいです.
トロッコ嵯峨野の当日乗車券について
事前予約に挑戦することは必須ですが,予約ができなくても諦める必要はありません.
先着順で朝から対応する必要はあるものの,当日乗車券を入手できる可能性があるからです.
当日に座席を得られる可能性はリッチ号の存在にあります.リッチ号は当日のみ購入が可能(先着順)であり,一般車両の乗車券とも交換のため,リッチ号の乗車定員である60名分の席は当日購入枠です.
トロッコは9:00〜17:00(臨時列車込)の運行で1日9往復なので,60名分の席が往復9回(計18回)分の枠が当日購入可能です.1日当たりで計算すると人数にして1,080名分の座席です.
もし事前予約ができず,リッチ号が満席になったとしても諦めるのは早いです.
リッチ号は事前予約のチケットからの変更が受け付けられるため,通常席(1〜4号車)に空きが出ている可能性があります.必ずそちらの空席も確認してください.
リッチ号は人気が高いため,リッチ号の席を取るなら早くに窓口にいく必要があります.トロッコ各駅の窓口は8:40ごろから開きます.
紅葉のシーズンは,特にトロッコ嵯峨駅ではリッチ号目当てに行列ができている場合が多く,7:00ごろから並んでいる方のいらっしゃる場合があります.
一方,トロッコ亀岡駅は行列になることが比較的少ないです.リッチ号の座席は先着順であるため,購入するならトロッコ亀岡駅がオススメです.
さらに追加すると,リッチ号に変更したあとの通常席は,リッチ号が売り切れるまで増えていくはずなので,9:30〜10:00ごろが一番購入しやすい可能性があります.もちろん,確実に用意されるものではないので,運次第ですが,ひとつの目安と考えてください.
保津川下りの予約は?
続いて,保津川下りについてです.
https://twitter.com/kyoyuzenartkan/status/1035063672790376448
保津川下りの予約は10名以上から受け付けられます(3月〜12月).なので個人での予約は難しく,当日早めに行って乗船券を購入するという運びになります.
平日は定期運行で,1日5便程度です.
土日祝は随時運行なので,遅くに行かない限りは乗れないということはないでしょうが待ち時間が発生する可能性があります.
なお,12月から運行が開始する冬季お座敷暖房船は1人から予約が可能です.
紅葉の時期(12月の最初の週)は,競争率が高くなる可能性がありますし,お座敷暖房船の運行対象ではない可能性もありますが,問い合わせる価値はあります.
予約は1年前から受け付けてもらえます.
電話受付で8:00〜17:00.電話番号は0771-22-5846です.予約の詳細はこちらからもご確認ください.
保津川下りの料金は,大人4,100円,小人2,700円,3歳以下無料です.
トロッコと保津川下りを確実に楽しむ方法
予約困難な嵯峨野トロッコと,基本的に予約しておくことが難しい保津川下りを予約する方法はあります.
それが,日帰りツアーを利用することです.
ただし,ツアーが開催される日程が限られているので,必ずしも休日が含まれているわけではありませんので,ご注意ください.
①京都駅烏丸口出発のバスツアー
京都駅烏丸口を9:00に出発し,17:00に帰ってくるツアーです.
嵐山の自由散策,トロッコ,保津川下りがセットになったバスツアーです.
料金は,大人10,930円,小人6,060円で5歳以下は無料です.
料金は正直割高ですが,トロッコ・保津川下りについて予約や席取りの手間が不要で確実に楽しめるというところ,移動に迷うことがないという点を考慮すると,選択肢に挙がるというイメージです.
しかし,残念ながら紅葉時期の土日はツアーの対象日にはなっていませんでした.平日に行くのであれば,事前予約などは考慮する必要がありますが,混雑は比較的緩やかでしょうから,選択肢として知っておくくらいの感覚かなと思います.
詳細はこちらのページを参照ください.
②JR大阪・新大阪駅発のバスツアー
もう一つのご紹介は,JR大阪または新大阪駅発のバスツアーです.
JR大阪を9:00発,亀岡まで行き,保津川下りを楽しんだあと,バイキングのランチ・散策を楽しんだあと,そしてトロッコで亀岡まで行き,バスで帰ってくるツアーです.
料金はランチ付きで14,500円(平日は13,500円).小人は13,400円,幼児は6,200円です.
こちらは23日(土・祝)も日程に含まれていますが,2019年10月14日時点でキャンセル待ちになっています.同日時点で空いているのは12月4日(水)のツアーです.
こちらも前述のツアーと同様に,トロッコと保津川下りを確実に楽しめるということ,予約や乗り換えの手間などが不要であることなどを考え合わせ,お金との兼ね合いで参加を考えてください.ランチが付いているとはいえ,やはり割高感は否めません.
詳細はこちらから.
まとめ
いかがでしたでしょうか?
嵯峨野トロッコは,インターネットで予約をした上で行くことが得策です.特に土日祝は乗車希望日の1ヶ月前に予約を入れておかなければ乗れない可能性が高くなります.
当日券を狙う場合は,トロッコ亀岡駅の窓口・トロッコ亀岡発の列車が狙い目です.
一方,保津川下りは,土日祝は随時運行なので,乗船できないという可能性は低いでしょう.多少の待ち時間覚悟で現地に行くのがよいでしょう.
両者を同時にしかも確実に楽しめるツアーについても紹介しましたが,こちらは割高で日程も限られるため,念の為にチェックくらいの感覚で良いと思います.行動の自由度も下がりますしね.
ちなみにトロッコ亀岡駅発のトロッコ列車も保津川下りも,同じ亀岡から嵐山に向けての移動になります.2往復は不便ですが,JR嵯峨野線での移動を挟めば,両者を楽しめる可能性はぐっと上がります.
私の考える,トロッコと保津川下りの両者を楽しむプランは以下です.
- (各所)〜JR馬堀駅に移動.
- JR馬堀駅からトロッコ亀岡駅まで徒歩(7分程度)
- トロッコ亀岡駅でトロッコのチケットを購入
- トロッコに乗ってトロッコ嵯峨駅へ(紅葉を楽しむ)
- JR嵯峨嵐山駅〜JR亀岡駅まで移動(200円)
- JR亀岡駅から亀岡乗船場に移動(徒歩10分程度)
- 保津川下り(紅葉を楽しむ)
というものです.
トロッコは確実に乗れるというわけではありませんが,座席確保のためには朝から行く必要があります.
トロッコの時間の関係で先に保津川下りを楽しむ日程になった場合は,トロッコ亀岡駅〜JR亀岡駅まではバスが出ています(310円).
秋の京都,秋の嵐山を楽しむ際の参考になれば幸いです.
最後までご覧いただきありがとうございました!
2019-10-14