オンライン飲み会やおうち居酒屋という言葉がトレンド入りするようになり、普段晩酌をしない方でも、家でお酒を飲む機会が増えてきたのではないでしょうか?
糖質を気にされる方や、お酒には強くないけどお酒を飲みたい!という方にオススメなのが「ハイボール」。
ウィスキーをソーダで割るだけというシンプルな作り方で簡単であり、しかもいろんなウィスキーで味のバリエーションが増えるし、家で作れば安い上に濃さも自由自在。
また、同じウィスキーでもアレンジを加えることで、その可能性は無限大になります。
そこで、基本となるハイボールの作り方や、ハイボールに使いたいオススメのウィスキー、簡単なアレンジレシピを紹介していきます。
Contents
ハイボールの美味しい作り方
まずは、基本となるハイボールの作り方から。
ハイボールは、ウィスキーをソーダで割るという非常にシンプルなカクテルですので、少し気を付けるだけでも美味しくなります!
まずは流れから。
- グラスに氷をいっぱい入れる
- マドラーなどで氷を回し、グラスを冷やす
- 溶け出た氷を捨てる
- ウィスキーを注ぐ
- 炭酸水を注ぐ
- マドラーなどで1周だけ混ぜる(混ぜなくてもいい)
ウィスキーと炭酸水の比率はお好みで調整してもらえば大丈夫ですが、基本はウィスキー1に対して炭酸水が3〜4です。
ぐいぐいと飲みたい時には少し薄め、お酒が好きな方やウィスキーの味をしっかり味わいたい方は濃いめでどうぞ。
美味しいハイボールを作るコツ
ここから、少し詳しく書いていきます。
まずは準備から。
用意するものは以下の通りです。
- ロンググラスやジョッキなど大きめのグラス
- 氷(コンビニやスーパーで売っている氷がよいです)
- ウィスキー(お好きなもの、できれば冷蔵庫や冷凍庫で冷やしておく)
- 炭酸水(冷蔵庫でしっかりと冷やしておく)
- マドラーやスプーンなど混ぜるもの
まずは、グラスですが、ロンググラスやジョッキなどの大きめのグラスを用意してください。サイズはお好みですが、大きめの方が作りやすいですし、グイッといけます。
グラスは冷蔵庫や冷凍庫で冷やしておいてもいいですが、家庭では他の食品の匂いなどがついてしまうかもしれませんから、おすすめではありません。氷で飲む直前に冷やしてあげればよいです。
ということで、用意したグラスに氷を入れてグラスを冷やします。
グラスにいっぱいの氷を入れて、マドラーやスプーンなどで氷を回していきます。この時はしっかり冷やすためにしっかり氷を回してください。
コンビニやスーパーで買う氷は溶けにくいし綺麗なのですが、表面がゴツゴツしているものもありますよね。グラスを冷やす過程でしっかりと氷を回すことで、表面のゴツゴツが滑らかになっていきます。
表面がゴツゴツしていると炭酸が抜けやすくなるので、ここはしっかりと回してください。
ここで氷の一部が溶けてしまいますから、出てきた水は捨ててください(氷はそのまま)。水が残っているとウィスキーや炭酸が薄まってしまいますから。
そして主役のウィスキーが登場です。
ハイボールはキリッと冷たい方が美味しいので、冷蔵庫や冷凍庫で冷やしておく方がハイボールが美味しくできます。
ウィスキーのアルコール度数は40度くらいありますから、冷凍庫に入れてても凍ることはありません。冷凍庫にはウィスキーを入れる場所がないという方は、小分けして冷やすのも一案です。もちろん、普通に冷蔵庫でもいいですし、常温でもいいです。
ウィスキーを氷の入ったグラスに入れたら、ウィスキーをマドラーで混ぜます。冷えてるものだと必要ありませんが、混ぜてウィスキーを馴染ませます。
続いて炭酸水です。
ここで注意したいのは、できるだけゆっくりと炭酸を注ぐことです。普通に注ぐと炭酸が抜けやすい(シュワーってなる)ので、グラスを傾けてグラスの内側にそわせるように注いでいきます。
グラスいっぱいに炭酸を注いだら、マドラーなどでタテに1回だけ混ぜます。この作業はやらなくてもOKです。
というのも、もともとアルコールは水よりも上に上がりやすい性質を持っているので、ウィスキーを先に入れておけば自然と混ざってくれます。
以上が基本の作り方です。
- グラスを冷やす(この時氷の角をとる)
- ウィスキーと炭酸水はしっかり冷やしておく
- 炭酸が抜けないように、炭酸水はゆっくりと注ぐ
- ハイボールができたら混ぜすぎない(混ぜない)
ハイボールに合うウィスキーは?
続いて、ハイボールに合うウィスキーについてです。
一般的に、ハイボールにすると味わいがマイルドになるので、クセが強めのウィスキーを選ぶとよいと言われています。
ですが、ウィスキーは無数にありますし、好みは人それぞれですので、基本的にはご自身のお好きなウィスキーで楽しんでもらうのが良いです。
このサイトでは、手軽に手に入る物の中で美味しいウィスキーを4つ紹介します。
ハイボールにはやっぱり「角瓶」
ハイボールってもともとそんなに一般的な飲み方ではなかったと思いますが、「角ハイボール」という宣伝が2008年ごろに始まり、一気に普及したイメージです。
「ウィスキーは敷居が高い」とか「ロックで飲まないとダメ」みたいなイメージがあったと思いますが、カジュアルにウィスキーを楽しむようになったのは、角瓶の功績ではないでしょうか。
サントリーの角瓶の歴史は長く、その源流となる「サントリーウヰスキー12年」が発売されたのは1932年。日本人の味覚に合わせた高級ウィスキーとして発売されたブレンデッドウィスキーです。
日本人の味覚に合わせてあるので、飲みやすいですし、定番中の定番ですね。2010年ごろには人気すぎて原種が不足したため出荷調整があったほどです。
角瓶はAmazonで1,500円くらい(700 mL)です。業務用の5Lボトルも売ってますので、たくさん飲みたい方はそちらの方が安いです。
安く楽しめる「トリスクラシック」
居酒屋なんかで、角ハイボールの横にお手頃価格でラインナップされているトリスハイボール。このトリスハイボールに使われるウィスキーが「トリスクラシック」です。
廉価版のウィスキーとして販売されていた「トリスウィスキー」は1946年発売です。もともとはブレンド用のアルコールが混ぜられていましが、1989年からアルコールを混ぜるのをやめており、品質がかなり向上しました(純ウィスキーになりました)。
ロングセラーブランドであり、ハイボールブームでも注目されているもので、味はよくしかも安いということですから、おうちで飲むにはコスパがかなり高いです。
トリスは、700mLで800円程度であり、角瓶の半額くらいで買えてしまいます。たくさん飲む方は4Lボトルがお得です。
長い歴史を誇るバーボン「ジン・ビーム」
ローラさんがCMをしていたので印象に残っているかたもいらっしゃると思いますし、アメリカのバーボンとしてとても有名なので、知っている方もかなり多いと思います。
その歴史はかなり長く、1795年以降蒸留されているので200年以上になります。
ちなみに、バーボンはウィスキーの一種で原料の51%以上がトウモロコシであり、内側を焦したオークの新樽で熟成した物をいいます。
トウモロコシが原料の半分以上で、焦した樽を使うことから、甘く香ばしい味わいが特徴です。
アメリカのバーボンの歴史とともに歩むロングセラー商品ですから、万人に愛される味ということですね。
価格は、角瓶とトリスクラシックの間くらいで、700mLが1,100円くらい。業務用の4Lボトルも売ってます。
すっきりとした味わいの「カナディアンクラブ」
名前の通り、カナダで作られているウィスキーです。
カナダは、ウィスキーに関する法律が整っていて、穀物を原料として、3年以上熟成させたものといったルールに従わないとウィスキーを名乗れません。
かつては熟成もない粗悪だったと言われていますが、法律も整い、カナダは世界的に見ても生産量の多い地域であることから、現在は品質がすこぶる改善しています。
カナディアンクラブは、癖のない味わいで日本人にも好まれやすい銘柄です。
ハイボールとしても使いやすく、癖がないのでアレンジもしやすい。しかもそんなに高くない(JIM BEAMと同じくらいの値段)です。
カナディアンクラブは、700mLで1,100円程度で購入できます。大きい規格だと1,750mLのボトルが売られています。
以上、手頃なものを4種類紹介しました。
同じ銘柄でも、熟成された高級品があったりして、その味の違いを楽しむのもよし、ラベルに引かれて買うもよし、世界各地のウィスキーを堪能するのもよしということで、楽しみはつきません!
オススメの炭酸水は?
炭酸水は、炭酸の強いもの(好みはありますが)を選ぶと、爽やかで美味しいです。
コスパも含めて個人的におすすめなのは、「サンガリアの伊賀の天然水強炭酸水」です。
この炭酸水は、炭酸がかなり強い上に、安いです(500mLで56円くらい)。
もちろん、王道のウィルキンソン炭酸もおすすめです。
ラベルレスの商品も出ていてゴミ捨てがちょっと楽になりました。炭酸強めですし、王道ですね。500mLで82円くらいです。
その他にもありますが、炭酸水とかを日常的に飲む方は、自宅で炭酸を作るのもありです。炭酸の強さも選べます。
そこで試したいのはソーダストリームです。
初期費用はかかりますが長期的にずっと使うのであればコストが下がります。
炭酸の強さによって、ガスボンベ1本で作れる炭酸水の量は異なりますから、使用頻度や強さなどの兼ね合いです。公式には、1本のボンベで60Lの炭酸水が作れると言われています。500mL18円で炭酸水が作れる計算です。
しかし、せっかくなのでミネラルウォーターを使ったりとか、他にもコストがかかりますし、60Lもできない可能性がありますので、単純に500mLが18円ではない点にも注意が必要です。
メリットは、お水以外の飲み物を炭酸にすることもできることと、炭酸の強さを調整できることです。
100%のオレンジジュースに炭酸を入れたりもできるので、飲み物のバリエーションが増えます。また、ハイボールを作るときにも、フレッシュジュースベースの炭酸を使うなどのバリエーションを持つことができますので、そういう使い方も想定するのであれば、試してみる価値があります。
無駄なペットボトルがでないのもメリットですね。ゴミが減ります!
アレンジレシピ
最後になりますが、簡単なアレンジレシピをいくつか紹介します。
シトラスの風味をプラス!
やっぱりレモンを添えるとキリッと引き締まって美味しいですよね!
レモンのスライスやオレンジのスライスをそのままハイボールに添えるのもいいですし、凍らせて入れれば、冷たさもキープできていいですね。
お洒落なバーとかだと、レモンやオレンジの皮を香り付けに使うようですので、そういうのを真似てみるのもオススメです。
この場合、苦みの原因となるので、中の白いワタの部分(アルベドというらしい)は丁寧にとる方が理想的ですが、ちょっとめんどくさいですよね。気にしなければ特に問題ありませんし。
飾りがいらないなら、ハイボールの上でレモンやオレンジの皮を軽く折ると、レモンの香りの成分(オイル)が吹き出します。それだけでもほんのり爽やかな香りをプラスすることができます。
なお、柑橘類の皮の周りにはワックスや農薬がついている場合があります。これらは苦味の原因になるのでしっかりと洗ってください。主に輸入ものに多いので、国産のものを選ぶのも一案です。
また、ガッツリフレッシュな味わいを足すのであれば、オレンジジュースを加えるのもいいですね。
ウィスキー:オレンジジュース:炭酸水を1:1:3の割合で混ぜてやることで、飲みやすく爽やかなオレンジハイボールを作ることができます。
強い炭酸をお好みの場合は、先ほどのソーダストリームでオレンジジュースに炭酸を入れてやると、強い炭酸を感じることができます。
また、オランジーナ(炭酸は強くないですが・・・)やファンタオレンジなどの炭酸のオレンジジュースを使うのも簡単でいいですよ。
スパイスを加えれば食欲が進む!
ちょっと変わったところでいくと、黒胡椒や山椒などのスパイスを入れてみてはどうでしょうか?
黒胡椒は、ペッパーミルで挽き立てのものを使うのがミソです。香りがすぐに引き立つというよりも、飲んでいくと爽やかさが出てくるイメージです。
山椒は、粉山椒を少し多めに入れてみるとよいです。
ウィスキーはスパイシーな味がするものも多いので、スパイスは結構合います。そして、食事中に飲めば、食欲も増進してくれていい感じ!
好みは別れると思いますので、少しだけやってみて気に入ればという感じで試してください。
もはや定番の炭酸飲料割り
居酒屋などでよく見かけますが、コークハイボールやらジンジャーハイボールなどの、炭酸飲料割り。
飲みやすいので、お酒が進みますね。
コーラを入れたコークハイボールは、レモンを添えたり、レモンを絞ってやれば爽やかさも倍増です。鉄板レシピですね。
個人的にはペプシコーラよりも「コカ・コーラ」の方が好きで、しかもダイエットコークとかではなく、普通の赤いコーラが好きです。最近は見かけませんが、瓶のコーラが最強にうまいと思っていますw
ジンジャエールを入れたジンジャーハイボールは、使うジンジャーエールによって味も様々。これまた個人的な話ですが、ウィルキンソンの辛口のジンジャエールが好きなので、お店にこの辛口のジンジャエールがあれば、迷わずこちらを頼みます。
さらに生姜の好きな方は、生姜をスライスして添えてみたり、すりおろしの生姜やその絞り汁を加えてやると、さらに生姜感が上がって美味しいです。
お店のメニューでは見かけませんが、三ツ矢サイダーでハイボールを作るのも美味しいです。
もとが美味しいですし、甘いハイボールで飲みやすいことは間違いありません。スーパーやコンビニで簡単に入手できる手軽さもいいですね。
その他にも、いろんなジュースや炭酸飲料と混ぜると美味しくできます!
例えばカルピスを使って「カルピスハイボール」なんかは、お酒が弱くても飲みやすくていいですよ。レシピは以下です。
- ウィスキー:50mL
- カルピス(濃縮):15mL(大さじ1杯)
- 炭酸水:200mL
ウィスキーとカルピスの量はお好みで加減してください。カルピスを入れすぎるとあま〜くなってしまうので、少なめの方が爽やかな風味とウィスキーの味わいの両方が感じられる気がします。
また、フレッシュフルーツ(巨峰や桃、りんごなど)を添えてみたり、缶詰のフルーツを乗せたりすると、ちょっとお洒落でお店っぽい感じに演出することができます。
フルーツを凍らせておけば、キンキンに冷えた状態をキープできますし、フルーツを合間に食べることで、酔いを和らげてくれます(そんな気がする・・・)。
まとめ
おうちで居酒屋気分を味わうために、糖質が低くて飲みやすいことから人気の高いハイボールの美味しい作り方や、オススメのウィスキーなどについてまとめました。
また、アレンジするレシピもご紹介しました。
個人的には「カナディアンクラブ」がすっきりとクセがすくないため、どんな料理にも合うし、アレンジもしやすいのでオススメです。
また、ハイボールにスパイスをいれるアレンジは、食欲をそそるし、味も結構変わるのでオススメです!
最後までご覧いただきありがとうございました。
2020-05-02