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吉備津神社2020初詣の渋滞や混雑は?神社の歴史とご利益も紹介

吉備津神社は、桃太郎伝説のモデルとなった神話のある神社であり、岡山でも人気の初詣スポットでもあります。

例年の初詣ではお正月の三が日で約5万人が訪れます。

 

初詣の参拝客は大晦日〜元旦にかけての深夜三が日の10:00〜16:00に多いため、周辺道路(国道180号線)もこの時間にかなり渋滞します。

元旦から3日にかけての7:00〜9:00ごろであれば、渋滞も混雑もある程度避けられるため、比較的ゆっくりと参拝できるでしょう。

もし渋滞のイライラを避けるのであれば電車(桃太郎線)で行くのも選択肢です。最寄り駅(吉備津駅)からは徒歩10分程度です.

 

そして,吉備津神社はその由来や祀られている神様から、「縁結び・夫婦円満」、「安産育児」、「長寿」、「収入増」などのご利益があると言われています。

 

では、詳しくお話ししていきます。

Contents

吉備津神社の渋滞・混雑やその回避法は?

吉備津神社は,岡山県岡山市北区にある神社で、初詣では例年約5万人の参拝客が訪れます。

主要なアクセス経路は国道180号線のみであり、片側1車線です。大晦日から元旦にかけてはもちろん、三が日でも周辺道路はかなり渋滞します。

 

今回は,年号が令和に変わった最初のお正月ですので、初詣は元旦からと考えている方も多いのではないでしょうか。ですので、大晦日から元旦にかけての渋滞は例年よりも激しいものになる可能性があります。

また、一般的に初詣の参拝客は10:00〜16:00くらいの間に増える傾向にあります。

まとめると、12月31日の22:00〜2:00と1月1日〜3日の10:00〜16:00の間に周辺道路の渋滞や混雑がかなりすごくなると予想できます。

 

ということは、元旦であれば深夜の参拝客が帰宅し午前中の参拝客が来るまでの間、三が日では朝の早い時間帯(7:00〜9:00)が比較的すいていて狙い目の時間帯です。

 

公共交通機関を利用することで渋滞のイライラを回避することができますが、岡山県の日常の足はもっぱらクルマなので公共交通機関の運行頻度は高くありません。都市圏とは違って、列車の時刻表を見ながら計画や次の行動を考えるようにしてください。

なお、桃太郎線の運行頻度は大体30分に1本程度です(時刻表)。また、公共交通機関で行く場合は、桃太郎線の「吉備津駅」で下車し、徒歩10分程度です。

 

 

なお桃太郎線は、大晦日から元旦にかけて臨時列車が運行予定です。

1:10岡山発の列車から1時間に1本のペースで臨時列車が出ます。通常運行の時刻表と併せると、大晦日〜元旦は終日1時間に1本以上の列車が運行します。

桃太郎線の時刻表はこちら(平常臨時

 

では、吉備津神社の由来と御利益について見ていきます。

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吉備津神社の歴史は?

吉備津神社には、桃太郎伝説の元とされる「大吉備津彦命(おおきびつひこのみこと)」が御祭神として祀られています。

桃太郎伝説は、大吉備津彦命(桃太郎)が吉備国(岡山)で暴れていた「温羅(「うら」と読み鬼のことを指す)」を退治して平和を取り戻したとのお話で、その功績を称えて吉備津神社が創建されたとされています。

 

一方、実は温羅はいいやつだったという話も残っています。

そもそも温羅は百済(朝鮮半島)の皇子で、吉備国に製鉄技術を持ち込んだ功労者であり、産業の発展にも尽力したと伝えられています。

しかし、この温羅が勢力を拡大してくると、大和朝廷が危機感を覚え、吉備国を侵略し温羅を討伐しました。

温羅は製鉄技術を持ち込み、吉備国の産業発展に尽力した上に民衆からの人望も厚かったため、民衆の反乱を恐れた大和朝廷が温羅を祀るために吉備津神社を創建したというお話です。

すなわち、大吉備津彦命=温羅(鬼)というお話です。

 

 

桃太郎のお話の元になった桃太郎伝説にはそのほかにも説がありますので、その他のお話を聞いたことがあるかもしれません。

個人的には、実は温羅(鬼)がいい奴だったっていうお話が1番好きです。

 

では、勇敢な桃太郎なのか、優しい鬼なのか、その正体はミステリアスである「大吉備津彦命」には、どのようなパワー(ご利益)があるのでしょうか?

 

吉備津神社の御利益は?

吉備津神社が創建された吉備中山は、古来より神の山として崇められてきたパワースポットです。

すなわち、特定のことに限らず、人生自体を豊かにできるようなパワーをいただける場所ということになります。

 

それだけでもありがたい神社ですが、具体的な御利益としては、「縁結び・夫婦円満」、「安産育児」、「長寿」、「収入増」が挙げられます

 

縁結び・夫婦円満

吉備津神社には大吉備津彦命の一族が祀られています。当然大吉備津彦命の妻である百田弓矢比売(ももたゆみやひめ)も祀られていますのでおり、夫婦揃ってまつられていることから、縁結びや夫婦円満に御利益があると言われています。

 

また、本殿の入母屋は、千鳥破風が前後に2つ並んだ大きな屋根になっており、夫婦が仲良く寄り添っているようにも見える「比翼入母屋造り」です。

吉備津神社HPより引用

これは全国でも吉備津神社にしかない造りであり、夫婦円満のご利益を倍増してくれる要素です。

 

安産育児

桃太郎伝説の由来となった神様を祀る神社ですので、桃太郎のように強く、たくましく、優しい子供を授かり育てることができるというのは想像に難くない由来ですが、この御利益にはもう一つの由来があります。

大吉備津彦命の妻である、百田弓矢比売には、岡山の特産品であるもも(桃)の音が入っています。桃にはもともと邪気を払う力がある神聖な食べ物と言われているので、百田弓矢比売は安産育児の神様とされています。

吉備津神社で岡山名産の清水白桃を頬張れば、たくましい子供を授かること間違いなしですね。

 

長寿

吉備津神社に祀られている吉備津彦命は、なんと281歳まで生きたと言い伝えられています。

これが長寿の御利益の由来です。

 

収入増

最後に紹介の御利益はいきなり俗っぽい感じになってしまいますが、現金収入が上がるというご利益です。

桃太郎伝説のお話しのなかでもあった通り、吉備国は製鉄業で栄えたとされており、その礎を築いたのが温羅(鬼)です。

吉備津神社は、吉備国の産業発展とそれに関連した温羅や大吉備津彦命が祀られている神社ということもあり、産業発展→仕事や事業の充実→収入増という話です。

 

また、安産の御利益があるとのお話をしましたが、これは子供だけの話ではなくお金をはじめ様々なものを生み出す時に難を伴わないという意味もあります。

ですので、苦しみなく財を産むということも相まって、収入が増えるという御利益につながっています。

 

まとめ

岡山で有数の人気初詣スポットである吉備津神社の混雑予想や混雑回避、その御利益について紹介しました。

混雑(特に渋滞)を避けるには、1月1日〜3日は早朝の時間帯(8:00ごろ)に吉備津神社に到着するように行くことをおすすめします。

また、年があけてすぐに参拝したい場合は、桃太郎線の臨時列車を利用するのもよい案と言えます。

 

御利益は、その由来から縁結び・夫婦円満、安産育児、長寿、収入増などです。

もともとパワースポットとしても有名ですので、新年のスタートを迎える場所としては最高です!

是非、吉備津神社へ!

最後までご覧いただきありがとうございました!

2019-12-19

 

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