スーパームーンは、天文学的に正式な言葉として定義されているわけではありませんが、一般的には、年間で最大の満月のことを意味します。
2020年のスーパームーンは(最大満月)の時間は、4月8日の午前11時35分。日中のため、まさにその時に満月を観察することは難しいです。
しかし、満月もすぐに小さくなるわけはありませんし、本当の意味での満月ではなくてもほぼ満月の状態を夜間には見ることができます。
2020年のスーパームーンに準ずる大きな満月は、2020年4月7日(火)の夜間から8日(水)の明け方にかけて、8日(水)の夜間から9日(木)の明け方にかけて観察することが可能です。
ちなみに、地球と月の距離が最も接近するのは、4月8日(水)の午前3時9分ごろで、その時の距離が約35.7万kmと言われています。通常地球と月の距離は約36万〜40万kmと言われていますので、遠いところから考えると5万km近くにいることになります。距離感が掴めませんが、とにかく近くにいるということです。
方角は、南東から南の方向です。方角が分からなくても満月なので四方を見ていれば必ず見つかります。
では、4月7日(火)、4月8日(水)の夜間の天気について見ていきます。
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スーパームーンは見れる?天気予報は?
2020年4月7日21時の天気予報(気象庁発表)は以下のような状況です。
気象庁HPより引用
北海道と東北地方の一部(秋田県や岩手県)、沖縄及び離島(石垣島)などでは、雲があってスーパームーンが見えない可能性がありますが、その他の地域は、概ね雲がない晴れ間があり、スーパームーンをみることができそうです。
では、翌日の2020年4月8日の21時ではどうでしょうか?
気象庁HPより引用
晴れの範囲が狭まっていますね。晴れているのは、関東地方・四国地方・九州地方〜沖縄という感じです。
多くの地域にとって狙い目は2020年4月7日(火)の夜ですが、沖縄の方は2020年4月8日(水)の夜の方が可能性があります。
北海道・東北地方の方は、チャンスがすくないかもしれません・・・。
各地の月の出・月の入り時刻は?
では、各地の月の出・月の入り時刻はいつでしょうか?
国立天文台の発表している月の出・月の入り時刻をまとめました。
主要都市として、札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・広島・福岡をピックアップしています。
<2020年4月7日>
月の出 | 月の入 | |
札幌 | 16:59 | 4:53 |
仙台 | 17:02 | 4:52 |
東京 | 17:07 | 4:56 |
名古屋 | 17:19 | 5:07 |
大阪 | 17:25 | 5:13 |
広島 | 17:38 | 5:25 |
福岡 | 17:47 | 5:33 |
<2020年4月8日>
月の出 | 月の入 | |
札幌 | 18:18 | 5:23 |
仙台 | 18:17 | 5:26 |
東京 | 18:20 | 5:31 |
名古屋 | 18:32 | 5:43 |
大阪 | 18:38 | 5:49 |
広島 | 18:50 | 6:01 |
福岡 | 18:58 | 6:10 |
お住まいの地域の詳しい月の出・月の入時刻は国立天文台のHPを参照ください。
まとめ
多くの地域で2020年で一番大きい満月が、2020年4月7日〜4月8日かけて観察できそうです。
天気は4月7日の夜間から8日の朝にかけてが晴れ間も多く、観察には適していると考えられます。
沖縄地方は4月8日(水)の夜の方が、晴れ間が多いかもしれませんので、7日の夜が無理でも再チャレンジしてみてください。
ちなみに、4月のスーパームーンを「スーパーピンクムーン」と呼ぶことがありますが、満月の色がピンクというわけではありません。
この呼び方はネイティブアメリカンの呼び名に由来していて、春に咲くピンク色の花びらが月明かりに照らされて地面をピンクに染めることからこの名前がついたようです。
大きな月なので、家の前や家の中から見ることができます。
夜の楽しみの1つとして堪能してはいかがでしょうか?
最後までご覧いただきありがとうございました。
2020-04-07