雑多な話

【買い占め対策】世界で実施されているアイデアは?日本には規制法も

新型コロナウィルスが猛威を振るい、世界中で不要不急の外出の自粛要請や、在宅勤務の推進などが行われています。

新型コロナウィルス対策に必要なマスクが品切れになり、その余波でなぜかトイレットペーパーやティッシュペーパーが品薄になったことも記憶に新しいところですが、東京都の外出自粛要請に関連した報道を受けて、早くも食品類の買い占め行動が起こっているようですね。

買い占めによって、スーパー・コンビニの棚が空っぽになるので、不安感が煽られ、さらに買い占めがすすむ。その状況を報道で見たら、不安な人が増えて、さらに買い占めがおこるといった悪循環が何度も繰り返されていますが、本当に買い占めが必要でしょうか?

 

とはいうものの、不安だから少し多めに買う!って気持ちもわからなくはないし、その少し多めの度合いは人それぞれ違いますから、仕方ない部分はあるかもしれません。

そこで、こういった行動を抑止するためのお店側のアイデアについてまとめました。

 

  • 購入点数の制限
  • 複数購入でプレミア価格
  • ゲリラ販売
  • 在庫開示と購入数管理

 

なお、日本には買い占め・売り渋りを防止する法律があります。2020年2月21日時点では、この法律を発動する状況ではないとの見解でしたが、今後の状況次第ですね。

 

では詳しく見ていきます。

 

買い占め対策

各地で、不要不急の外出に対する自粛要請や、企業では通勤を避けた在宅勤務の推奨などが声高に叫ばれている中であり、自宅で過ごす状況が増えています。

また、依然として購入が難しいマスクや消毒液、少し前まで棚から消えていたトイレットペーパーなど、ここ数ヶ月は買い占めに関する話題がかなり多いですよね。

自宅で過ごすなら、食料はいるということで、食品も買い占められています。

買い占められることで、多くの人に商品が行き渡らなくなり、さらに買い占めを助長するということで、対策がなされることになります。

購入点数の制限

一般的にすぐに行われる方法ですね。手軽ですし、わかりやすい方法です。

買う商品がなければ・・・となってしまいますが、それだけ購入者が殺到するということ。でも、1人1点で何度も購入するとか、「家族の分も必要なのに!」などと詰め寄るのはちょっと。

https://twitter.com/hibinoguchihaki/status/1240828883600986112

店員さんは、大変・・・。

複数購入でプレミア価格

オーストラリアやデンマーク、日本でもドンキの売り方として話題になっています。

2つめを購入すると、値段が跳ね上がる!

転売の高額商品を購入する方には関係ないかもしれませんが、商品がある上、普通の値段で買えるのに、大金を払わなければならない。購入意欲は自ずと下がりますよね。

これも、何度も買うとかいう可能性はありますが、秀逸なアイデアですね。

ゲリラ販売

一般的に、朝いちでお店の商品棚が埋まることが多いので、開店前に長蛇の列ってことはよくありますが、購入時間がわからなければ、お客さんで溢れることもないですし、購入のための競争は起きにくくなりますね。

仕事していると開店前から並ぶことは難しいし、帰り道でマスクに遭遇することは稀。ということで、運次第にはなりますが、購入機会は増えそう。

でも、店員さんにいつ入るのか詰め寄る方はいそうですね。

在庫状況開示と購入数管理

台湾の事例です。

台湾では、マスクの購入に対して実名記録制を用いることで、マスクの購入数を制限し、品薄状態や買い占めを防止しています。

全国民健康保険カードという、保険証みたいなカードを機器に差し込むことで、マスクを購入することがでます。購入から一定期間は再購入ができないため、買い占めや品薄状態を防いでいます。加えて、マスクを扱える店舗も全国の健康保険特約薬局に限定されていることから、流通もコントロールされています。

また、各店舗のマスクの在庫状況を一覧できるアプリを導入することで、いろんな薬局をはしごして、購入可能な店舗を探す必要もなくなります。

これは、ITに強い『唐鳳(とう ほう、英名オードリー・タン)デジタル担当政務委員』が主導してシステムを構築し、必要な人にマスクが行き渡るだけではなく、必ず入手できるという安心感をあたえ、さらに、買い占めのために行列をなすことに対する感染対策にもなります。

このシステムを導入するには、それなりのインフラ整備が必要ですが、きっちりと統制が取れたシステムですね。

日本ですぐにというわけにはいきませんが、リスク管理といった観点でもこういう対策が可能になる基盤を構築し、非常時に備えるのも重要ではないでしょうか?

 

経済活動は自由ですが、過剰にならないように統制するのも政府の役目ですよね。

ただ、政府も統制のための法律をもっています。それが、「買い占め売り惜しみ防止法」です。

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買い占め売り惜しみ防止法とは?

買い占め売り惜しみ防止法、正式名称:「生活関連物資等の買占め及び売惜しみに対する緊急措置に関する法律」という法律をご存知でしょうか?

1972〜1973年に木材・大豆などの価格が急騰しましたが、その原因は一部企業が投機的にこれらの物資を買い占めたことと考えられています。

生活に必要な物品が買い占められ、流通しなくなることで、価格が高騰し、通常の生活が送れない状況になっては困る!

ということで、1973年に買い占め・売り惜しみの可能性がある生活関連物資について、買い占め・売り惜しみの事実があれば、物資の放出を指示したり立ち入り検査をしたりできる法律です。

マスクの転売を禁止する法律と似たような感じですね。

 

2020年2月21日時点では、政府答弁書で「買い占め売り惜しみ防止法」が発動必要な状況ではないとされています。

今は、容易に個人売買が可能ですから、1973年の法律を持ってきても時代に合わせて解釈するのが大変そうだし、大きな組織で買い占めなどをするよりも、個人が買い占めて売る状態が多くを占めるので、取締りもすごく大変ですね。

 

政府がある程度統制することは重要ですが、そもそも個人の考えが行動に移っているので、法的規制も大事かもしれませんが、どういう考えのもとで行動するのかということと、正確な情報とその解釈をどう広めるかということのように感じます。

 

そもそも、現在の状態は悪循環の結果なので、ものを買うことについておちついて考える必要がありますよね。

買い占めは本当に必要?

マスクにしても、トイレットペーパーにしても、食品類にしても、そもそも買い占めは必要でしょうか?

 

まず、マスクです。

私も通勤でマスクをしていますが、幸運にも新型コロナウィルスが問題になる前に、花粉症持ちの妻が2箱くらい備蓄していたので、それで大きく問題になりませんでした。また、新型コロナウィルスが叫ばれ始めたころ、もう1箱買ったので、特に問題になりそうな感じではありません。

マスクをしていないと、かなり非難の目に晒されてしまいますが、普通に生活している中でマスクはどれほど必要でしょうか?

WHO(世界保健機関)のサイトや医学系の論文を見ていると、マスクは感染予防に特段の効果はないとされています。

 

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また、マスクをしていても正しく使用しないと意味がありませんし、息苦しさもあることからマスクを正しくつけるのは簡単ではありません。

顎にマスクを引っ掛けている方は論外ですが、きっちりフィットさせていない方や鼻が隠れてない方などは、電車に乗ってても結構見かけます。

この状態にするなら、マスクはしてもしなくても同じですね。咳やくしゃみなどのときだけハンカチで口を押さえれば問題ないですよね。

本当に必要なのは、感染を媒介する可能性の高い方のみです。

医療関係者の方やお店で大人数と接する可能性が高い方は感染を媒介してしまう可能性があるので、マスクが必要です。

その他で、マスクが必須という方はかなり少ないです。

むしろ、マスクを買うために大行列に並ぶ方が、感染リスクを高めてしまいます。これじゃ本末転倒です。

人が買い物に行きにくい時間帯に買い物に行くとかもしっかりと感染対策になります。

 

その他、トイレットペーパーも買い占めが叫ばれ、中には10個とか買う方もいらっしゃると聞きましたが、1ヶ月にどれだけ消費しますか?

1日1ロール使用したとしても(通常ありえないですが)、2個もあれば1ヶ月もちますし、普通に使ってて品切れしてなければ、そのまま使えばよいですよね。

家に保管用のスペースが必要になるし、使わずに置いていて古くなるとちょっと使いたくなくなって、結果捨てちゃうって可能性もありますよね。お金ももったいない。

供給が絶たれない限りは、問題になることはありませんよね。

 

食品もそうです。

インスタントラーメンなどを買う(備蓄する)こと自体は問題とは思いません。しかし、過剰になった場合とか、そればっかり食べると、栄養が偏って、免疫力が下がり感染症になりやすくなります。

また、生鮮食品に限らず、賞味期限のあるものは、腐ってしまって、買いすぎると無駄になる。買い占めてもいいことありませんね。

 

デマだと分かっていても、買い占めてしまう場合もあると思います。不安感ですね。

でも、不安だから買う→棚があく→不安感が他の人に移るという負のスパイラルです。

デマだと分かっている方は、冷静に、普通通りを心がけることが何より大事ですね。

 

コンビニやスーパーなどの食糧廃棄量(食糧ロス)は1日当たり17,770トンと言われています(消費者庁の資料から)。

この状況で、食品自体がなくなることは考えにくいです。流通も止まってないし、生活必需品は安定供給するために国が必ず動くでしょうし。

 

ということで、買い占める必要はありません!

 

まとめ

買い占め対策として、いくつかの施策を紹介しました。

ほんの一例ですが、いろいろとアイデアがでてくるものだな〜と感心します。

 

新型コロナウィルスが終息する目処もイマイチ見えませんが、この状況だからこそ、感染しないためにはどうするかを考える必要がありますね。

 

マスクを買うために感染リスクの高い場所に行くよりも、ハンカチを持ち歩くとか、マスクなしでも感染対策ができるようにする。

本当に必要な日用品の量を考えて購入する。

保存食品を過度に買い溜めせずに、食糧ロスにつながらないようにある程度コンビニ弁当なども活用する。

 

考えればいろいろとやり方はあるように思います。

 

日本では、諸外国に比べて規制がゆるいとの話もありますが、節度ある行動をすれば感染も拡大しにくくなるし、「さすが日本」という行動をしたいですね。

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

2020-03-26