クルマの話

王道のミニバンから人気のSUVまで!オススメファミリーカー4選

ファミリーカーといえば「ミニバン」が真っ先に思い浮かぶと思います.確かに,子供がいたら荷物が多くなるし,スライドドアだと乗り降りもしやすいので,大きめのミニバンを選択肢にする方は多いと思います.

しかし,軽四からセダン,SUVなど,ミニバン以外も選択肢になるはず!

そこで,今回はミニバンを含め,ボディータイプ別のオススメポイントと,具体的なオススメのクルマを4台ご紹介します.

Contents

ファミリーカーといえばミニバン

さて,ファミリーカーを購入する際にまず選択肢に挙がるのはミニバンです.

ミニバンといえば,大きな車体に広い車内,乗り降りしやすいスライドドアのクルマをイメージされるのではないでしょうか?

しかし,ミニバンにもいろんな種類がありますので,その大きさを参考に3つのカテゴリに分けました.

コンパクトミニバン

ミニバンの中でも,小さめサイズのクルマたちです.具体的には,トヨタのシエンタとかホンダのフリードが挙げられます.

コンパクトミニバンの特徴は,見た目からは想像できないくらいの車内の広さ燃費の良さ,あと小さめサイズによる運転のしやすさです.価格は200万円前後で,燃費は20 km/L〜.

普段使いが中心で,子供が2人までの場合は,第一候補に挙がるクルマです.

スライドドアを備えているので,駐車場でドアを開けた際に隣のクルマに当てる心配は少ないです.また,車高(地面から車の底までの高さ)が低いため,子供が乗り降りする場合も楽です.

ただし,3列シートもモデルもラインナップされている場合がありますが,3列目は広くなったとはいえ,やっぱり狭いです.もちろん,3列目のシートがあれば人はたくさん乗れますが,積荷のスペースも狭くなるので,購入を検討するなら2列シートの5人乗りのモデルをオススメします.価格も安いし,シート1列ない分クルマが軽く,燃費もよくなります.

ミドルサイズミニバン

一般的にファミリーカーとして選ぶ際のミニバンの候補として想像するのが,ミドルサイズミニバンですね.具体的には,トヨタのノア,ホンダのステップワゴン,日産のセレナなどです.

ミドルサイズミニバンは,ファミリーカーの代名詞になっているだけあって,子育て中のお父さんお母さんのかゆいところに手が届くような機能がたくさん搭載されています.価格帯は,300万円前後で燃費は16 km/L〜が目安です.

ミドルサイズミニバンの特徴は,まずその広さですね.3列目のシートまでゆったりと使うことができるし,荷物も結構積めます.お友達とのお出かけにも重宝しますね.あと前述のとおり,ファミリーカーの代名詞であることから,便利機能が充実しています.

さらに,運転席の視点が高いので運転もラクラクです.ちょっと大きめなので,運転の苦手な方は最初は苦労するかもしれませんが,慣れれば程よいサイズ感で使いやすいこと間違いなしです!

Lサイズミニバン

Lサイズということで,大きいミニバンのことです.具体的には,トヨタのアルファードや日産のエルグランドが挙げられます.

Lサイズミニバンは,車体の大きさからくる広々とした室内空間とともに,各社の高級モデルに位置するので,充実した装備も魅力です.価格は400万円前後で燃費は12km/L以下かなというところです.

ミドルサイズのミニバンよりも当然広いですが,使っていく中でLサイズミニバンの広さがないと困るという場合はないと思いますし,クルマが重いので燃費が悪くなるため,Lサイズミニバンはファミリーカーとして選ぶというよりは,ファミリーカー+Lサイズミニバンに乗りたいという強い希望がある場合に選択肢に挙げるべきクルマです.

装備については,ファミリーのための機能を前面に押し出しているわけではありませんが,結果的に同じ装備が搭載されているという印象です.もちろん,高級志向のLサイズミニバンならではの機能もありますので,やっぱり快適です.

クルマのサイズは,Lサイズの名が示す通りとても大きいので,普段使いを考えた場合にはちょっと使いにくいかもしれませんが,その点は慣れの問題ですので,最初気にして運転していれば大丈夫です.ただし,運転がとても苦手という場合には,ミドルサイズ以下を選択する方が賢明です.

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荷物がたくさん積める!ワンボックスタイプも必見!

さて,ミニバンの次はワンボックスタイプです.

「同じじゃないの?」と思った方もいらっしゃると思いますが,ワンボックスタイプはミニバンに比べるとかゆいところに手が届く系の快適装備が付いてないタイプと考えてください.具体的にはトヨタのハイエースや日産のNV350キャラバンが挙げられます.価格帯は300万円前後,燃費は10 km/L前後です.

「いや,これ商用車じゃね?」と思ったアナタ!

その通り商用車です.快適装備は最低限で車内の空間を広くとることに専念しています.では,なぜファミリーカーの選択肢として提示したかというと,キャンプをはじめとするアウトドアによく出かけるご家族の場合は,こちらが使い勝手がいいと思ったからです.

というのも,商用車なので荷物をたくさん積むことを想定していますから,キャンプ道具などを積むのは想定の範囲.車中泊にもがっつり対応可能です.さらに車内は箱型で広々なので,荷物をたくさん積んでも空間としては快適に過ごせます.

アウトドア好きのファミリーには,選択肢のひとつとしてアリな1台です,

4ドアセダンはファミリーカーの代名詞

かつては,クルマの中心的存在だった4ドアセダンです.今ではあまり注目を浴びることは少ないですが,私の子供の時はみなさんセダンタイプに乗っていた記憶があります.

4ドアセダンといえば大衆車的な位置付けのものから高級路線のものまで幅広く存在します.ミニバンのように用途とかでの分類が難しいので,一括りにセダンとして紹介しますが,価格帯が150〜200万円くらいのトヨタのカローラアクシオとかホンダのグレイスや,価格帯が300万円前後のスバルレガシィやマツダのアテンザ,価格帯が500万円前後のトヨタクラウンなどがあります.

個人的には,セダンタイプは運転しやすいし,子供が2人くらいなら不自由なく使えるなーと思っていますが,ちょうどいい感じの選択肢が少ないですね.実は今回の記事は「ファミリーカーとしてセダンって結構アリだよ」っていう話にしようかなと思って書き始めましたが,思惑が外れましたw

価格帯が上がってしまいますが,輸入車を含めた高級セダンは先進機能がまず入ってくるところですし,デザインも各社の代名詞になるものがラインナップされるので,結構狙い目だと思いますが,ファミリーカーとして敢えて選ぶか?と問われれば,自信を持って「Yes!」とは答えづらいです.

見出しタイトルは,「4ドアセダンは,かつてファミリーカーの代名詞だった」が正しいですね.

かっこよくて機能的!SUVもいい!

人気爆発状態のSUVです.最近は海外のメーカーもSUVをラインナップするようになりました.世界的にもよく売れているようです.

具体的には,日産エクストレイル,スバルのフォレスター,マツダのCX-5などで,価格帯は250〜300万円くらい,燃費は16 km/Lです.

SUVは,スタイリッシュな外観と高い視点による運転のしやすさが持ち味です.また,荷物もたくさん積めますし,家族のことを考えながらもかっこいいクルマに乗りたいという考えなら一番の選択肢かと思います.

加えて言うなら,車高が高いのでスキーやキャンプに行くときにも重宝しますね.アウトドア好きのご家族には使いやすいクルマです.コンパクトSUVである,トヨタのC-HRやホンダのヴェゼルという車種もありますので,選択肢は多いです.

侮るなかれ!軽四だってすごいぞ!

経済性を重視するなら軽四.小さいと思われがちですが,車内は想像以上に広いです.昔の軽四は小さくで軽いまさに“軽四”だったんですが,スライドドアのものや背の高いものなど大きめのサイズで室内空間の広いものが主流かと思います.

ファミリーカー向けの軽四としては,ホンダのN-BOX,ダイハツタント,スズキのスペーシアです.共通点はスライドドアを備えた背の高い軽四です.価格は150万円〜200万円,燃費は27 km/Lくらいです.

コンパクトミニバンよりは小さいものの,室内のスペースは広いです.荷物は多くは積めませんが,普段使いには十分です.当然のように取り回しがしやすいし,視点が高めなので運転しやすい.さらにいえば,税金も安いし燃費もいいので経済的!メリット多いですね〜.

オススメのファミリーカー

さて,オススメのファミリーカーについてお話しします.もちろん,乗る方の好みが大前提ではありますが,選択肢を広げる意味でも参考にしていただければと思います.

まず,子供が二人以下だったら,コンパクトサイズミニバンとかSUV,ひいては軽四でも広さで困ることは少ないと思います.最近は外見からは想像できないくらいの広さです.なので,普段使いが中心でレジャー(アウトドア)で積極的にクルマを使うわけではない場合は,ミドルサイズ以上の7人以上乗れるようなミニバンを選択する必然性はないと思います.

もちろん,好みの問題なので積極的に選ぶことを否定しているわけではなく,ファミリーカー=ミニバンという先入観から選択肢を狭めるのはもったいないな〜と思った次第です.

軽四だって,小さい小さいというイメージで見に行くと,驚くほど大きいし,安全面の装備も充実しています.

ということで,タイプ別にオススメのクルマをご提案します!

トヨタ スペイド

1台目はコンパクトミニバンから,トヨタスペイドです!

出典:トヨタホームページ

すごく有名なクルマではないかもしれませんが,昔ポルテという名前で売られてたクルマの後継車にあたります.その特徴は助手席側の大きなスライドドア!

出典:トヨタホームページ

シートの組み方いよりますが,助手席を前側に格納してテーブル状にすると,とっても広くなります.乗れる人数は一人減りますが,小学生低学年の子なら十分に着替えとかができるスペースが確保できます.

出典:トヨタホームページ

本当に,まるでリビングです.コンパクトカーとは思えない広さ.

スライドドアが大きい上に床が低いので,子供でも乗り降りしやすいです.ちょっと他のメーカーにはない一台です!

ホンダ ステップワゴン

2台目は,ミドルサイズミニバンから,ホンダ ステップワゴンです.

出典:ホンダホームページ

3列目まできっちり使えるので,家族が増えた時とか,お友達とのお出かけにも重宝します.

このサイズのミニバンは非常に充実していて,各社とっても力を入れていますから,装備とか機能についてはあまり大きな差はないと思いますし,価格は装備の割に安いなーと思います.みんな買ってくれるから,その分競争が激しいからです.そんな中敢えてステップワゴンを推す理由は,後ろの荷物を積むところの多様性です.

出典:ホンダホームページ

わくわくゲート」という名前の通り,なかなかのわくわく感です.

上に向けて開くのは当然ですが,なんと,横に向けて開くんですよね.ちょっとした荷物の出し入れに便利な他,駐車場で後ろが狭いときにも開けることができます.後ろが開けられないからちょっとクルマを前に出して…なんてことがありますが,そんな煩わしさとは無縁になります.

しかし,どうやって作っているのでしょうか?個人的にはそこに興味があります!

マツダ CX-5

3台目はSUVから,マツダのCX-5です.

出典:マツダホームページ

せっかくSUVを選ぶので,かっこいいモデルを選んでみました.見た目は好みによるので,あくまで私の主観です.

2010年代後半から,マツダはデザインのコンセプトが変わって,ヨーロッパのクルマを思わせるスタイリッシュな外観になりました.また,マツダは燃料代が安い軽油で走るディーゼルエンジンが選べます.燃料代が安く燃費もいいし,走り出すときのパワーがあるので運転していてストレスを感じることは少ないです.

出典:マツダホームページ

車内はシンプルなところがいいですね.

クルマへのこだわりと,家族での使い勝手を両立したようなイメージのクルマではないかと思います.

スズキ スペーシア

最後は,軽四からスズキのスペーシアです.

出典:スズキホームページ

トレンドとして,各メーカー背の高い軽四をラインナップしています.スライドドアを装備し,外観からは想像できないくらい車内が広いというのは,ダイハツとかホンダも同じなのですが,今回はスペーシア推しです.

その理由はハイブリッド搭載車らしからぬ,クルマの軽さと車両価格の安さです.

一般に大きなバッテリーを搭載するハイブリッドカーは重くなりがちです.クルマが重くなると走り出しに大きな力が必要なので燃費は悪くなる傾向にあります.しかし,このスペーシアは,ライバル車であるダイハツのタントやホンダのN-BOX(車両重量900 kg前後)に比べて50 kg程度軽くできています(スペーシアは850 kg).

その上,ハイブリッド搭載で,燃費はカタログ値で30.0 km/Lと,ライバル車よりも3 km/Lくらい低燃費です.さらに,ハイブリッドカーは機構が複雑になるため価格が高くなりがちですが,価格はむしろライバルよりも安く設定されています.他の軽四よりもメリットが多いです.

内装は,スッキリしていますね.収納が多いのですが,ぱっと見それを感じさせないようにしっかりとカバーが付いてたり,必要な時だけ収納が現れるような形になっています.

出典:スズキホームページ

価格が安く設定されており,燃費がよく減税対象ですので,普段使い用のセカンドカーとしても重宝する一台ではないでしょうか.

最後に

ファミリーカーは,家族の幸せを運ぶために!ということで,快適装備が付いたクルマはたくさんあるし,見た目が洗練されたモデルもたくさん売られています.

今回は,その中でもボディータイプごとに4台のクルマをオススメさせていただきました.

クルマ検討の際の参考にしてください!

2019-06-17