夏といえばやっぱり花火ですね！
岡山県高梁市には，300年以上の歴史がある花火大会があります．その名も成羽愛宕大花火大会！
2018年は，西日本豪雨の被害から花火大会は中止となっていましたが，2019年は「がんばろう 高梁！」と銘打って元気に開催予定です！
今回は，2019年の開催日程や駐車場・アクセス方法などとともに，その歴史や見どころもご紹介します！
ご来場の際の参考にしてくださいね．
Contents
2019年成羽花火の開催概要
成羽愛宕大花火大会は，2019年7月27日（土）20;00から，高梁市成羽町下原の成羽川周辺で開催されます．少雨決行ですが，荒天の場合は翌日28日（日）に延期予定です．
終了予定は，21;30頃です．1時間半の間に2,000発の花火が夜空を彩ります．
成羽花火の一番の魅力は，300年以上の伝統がある「仕掛花火」です．
今年は，10景（25基）の大仕掛花火が予定されています（詳しくは後ほど）．
※2019年は悪天候のため中止になりました！楽しみは来年に持ち越しです．
アクセス情報（駐車場や混雑予想）
成羽花火へは，備中高梁駅からバスで約20分（成羽・地頭行き，成羽バス停下車）とバス停から徒歩5分で行けます．備中高梁駅前にバスターミナルがあり，路線はあまり多くないので，迷うことはないでしょう．
また，成羽花火当日は周辺に臨時駐車場が設けられますのでクルマでの来場も便利です．備中高梁の駅から成羽方面に標識をたどって行けば，交差点は多くないので迷うことはないです．カーナビは「成羽小学校」に設定すれば会場周辺につきます．
駐車場は1日1,000円（バイクは200円）で，成羽小学校，成羽町美術館横，成羽中学校，成羽地域局などです．会場周辺は交通規制がかかるので，早めに会場入りし交通規制ルートを通らなくていい駐車場に停めると，帰りがスムーズです．
備中高梁駅から向かう場合に，成羽小学校や成羽病院の駐車場であれば国道313号沿いであり，交通規制（通行止め）にならず帰路につくことができます．
また，会場まで20分ほど歩く必要がありますが，なりわ運動公園の駐車場は無料で駐車できますので，ご参考まで．
なお，夜道は暗いので懐中電灯などの明かりを持っていると安心です．
地方の小さな町なので，信号などはあまりありませんが，やはり年に一度の大きなイベントであり，交通渋滞が予想されます．近隣駐車場を確保しスムーズに会場入りするためにも早めに来場することをお勧めします．
観覧自体は無料ですが，有料の観覧席（座席自由）も用意されています．小学生以上1人500円で，16時に開場します．
また，要予約の升席（8名程度で15,000円）もあります．
詳しくは，成羽花火のホームページでご確認ください．
見どころ（仕掛花火）
成羽花火の見どころは，仕掛花火！300年以上の伝統があります．
その始まりは1704年の江戸時代．当時の成羽藩主 山崎義方（やまさきよしかた）が成羽町にある愛宕神社（あたごじんじゃ）を領地に勧請（かんじょう）した際に花火を打ち上げたのが始まりとされています．
※勧請：神様を神社に迎えること
当時の成羽藩の武士たちは，鉄砲の火薬をリサイクルして作った仕掛花火を愛宕神社に奉納し，民衆を楽しませていたそうです．彼らは「流星奉行」と呼ばれていたそうです．
この歴史に着目し，成羽花火でも成羽町商工会青年部が立ち上がり，現代にこの仕掛花火を復活させ，今も続いています．町の振興のために伝統を継承しようとする心意気は本当に元気をいただけます．
仕掛花火は，今年話題の有名人やアニメのキャラクターに加え，地元の名所などが夜の街に映えます．動く花火（仕掛花火のひとつ）は全国的にも珍しく，見応えがあるので是非お楽しみに！
成羽花火存続のために寄付金を募集中！
成羽花火は，歴史があり全国的にも珍しい「動く花火」が見られるとても魅力的な花火大会です．しかし，地方のお祭りの宿命かもしれませんが，来場者数は年々減っており，収益の柱である有料観覧席の利用や駐車場の整理費用が減っているため，存続が難しくなっています．
現在，1口1,000円から寄付金を募っています（山陽新聞のニュース）．
会場の運営は全てボランティアで賄われているそうですが，ボランティアの高齢化も進んでいるそうです．
成羽花火を観に行ったことがある方や地方で頑張っている皆さんを応援してくださる方は寄付をご検討ください！
寄付の詳細についてはこちらをご参照ください．
最後に
成羽花火は，田舎ならではの澄んだ夜空に映える日本でも珍しい動く花火を堪能できる花火大会です．
夏休みの思い出作りのひとつとして，是非ご来場ください．
花火大会の詳細は，成羽愛宕大花火大会の案内ページもご参照ください．
2019-07-14
